糸リフトはいつなじむ?術後1ヶ月の経過と皮下の変化を図解|Lab.clinic札幌大通|大通駅より徒歩2分の美容皮膚科

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糸リフトはいつなじむ?術後1ヶ月の経過と皮下の変化を図解

糸リフトはいつなじむ?術後1ヶ月の経過と皮下の変化を図解|Lab.clinic札幌大通|大通駅より徒歩2分の美容皮膚科

2026年9月19日

糸リフトのあと、「つっぱり感はいつ落ち着く?」「糸は顔の中でどうなる?」と気になる方もいると思います。

施術後の変化には、腫れや引きつれなど外からわかる変化と、糸の周囲で起こる組織の反応があります。この2つは、必ずしも同じ速さで進むわけではありません。この記事では、術後1ヶ月を中心とした経過と、皮下で起こる変化を分けて解説します。

腫れや痛みが強くなっている方は、日数を目安に待たず、早めに相談したい症状をご確認ください。

「糸がなじむ」とは、どういうこと?

この記事では、腫れやつっぱり感が和らぎ、表情や輪郭の違和感が落ち着いてくることを「なじむ」と呼びます。

その間、皮下では糸の周囲に結合組織が形成され、時間とともに作り替えられていきます。見た目・感覚の落ち着きと、皮下の組織の変化を分けて見ていきましょう。

施術後の見た目・感覚の経過

回復の速さには、糸の種類・本数・挿入部位、併用施術、体質による個人差があります。以下を目安に、症状の変化を確認してください。

施術後〜3日ごろ

施術直後は、糸による引き上げに加えて、腫れやむくみの影響が見た目に表れます。押したときの痛み、針穴周囲の赤み、内出血、一時的な凹凸や引きつれが見られることがあります。

口を開けたり食事をしたりするときのつっぱり感も、この時期に気になりやすい症状です。施術部位を強く押したり揉んだりせず、痛み止め・抗生剤が処方されている方は、指示された用法・用量に従って内服してください。

1週間ごろ

腫れや痛みが徐々に和らいでくる時期ですが、内出血や引きつれが残る場合があります。見た目が落ち着いても、笑ったときや触れたときの違和感が続くことがあります。

仕事への復帰や人前に出る予定は、症状と仕事内容に合わせて考えます。大切な行事がある場合は、余裕を持って施術前にご相談ください。

2週間〜1ヶ月ごろ

腫れや内出血が引くにつれ、輪郭の変化を確認しやすくなっていきます。ただし、引きつれや違和感の落ち着き方には個人差があり、1ヶ月を超えて続く場合もあります。

凹凸や左右差が気になる場合は、ご自身で揉まず、当院へご相談ください。診察で状態を確認し、経過観察や処置の必要性を判断します。

1〜3ヶ月ごろ

表情を動かしたときの感覚や輪郭の変化を確認する時期です。

痛みや違和感が改善しない場合、新しい症状が出た場合は、「なじむ途中だから」と決めつけず診察で確認しましょう。

その後

吸収性の糸は、時間をかけて分解・吸収されます。一方、見た目の変化には、糸の状態だけでなく、皮膚や脂肪の状態、加齢なども関わります。再施術の必要性や時期は、日数だけで決めず、診察でご相談ください。

皮下ではどんな変化が起こる?

糸リフトには、コグと呼ばれる突起などで組織を支える働きがあります。また、糸が入った周囲では、体が組織を修復する反応や、異物に対する反応が起こります。

テスリフトのコグとメッシュを例に、糸と周囲の組織の関係を図で見てみましょう。

CONCEPT ILLUSTRATION糸の周囲で起こる組織変化

01糸による物理的な保持

①②:挿入・初期反応の概念

02糸周囲の初期反応

糸周囲に集まる細胞のイメージ

03網目の内側へ組織が伸びる

③④:メッシュ構造の設計原理を図解

04内外の組織がつながる

網目を通った組織が、複数の接点で支えるイメージ

上部:表皮・真皮淡黄:皮下脂肪紫:中央のコグ付き糸薄紫の網目:筒状メッシュ青緑:糸周囲の線維
図は仕組みを示す模式図です。③④のメッシュへの組織侵入はメーカーの設計説明に基づきます。反応は重なって進み、回復の速さには個人差があります。
4コマの図を大きく見る ↗

網目の内側へ入り込み、内外の組織がつながる

網目を通って内側へ入り込む結合組織の拡大模式図

テスリフトは、コグ付きの糸を筒状のメッシュが囲む構造です。メーカーは、周囲の組織が網目から内部へ入り込み、保持・安定に関わる仕組みを説明しています。メーカーの構造・設計説明

図の青緑が結合組織、薄紫がメッシュです。網目の内外につながった組織とメッシュがかみ合い、複数の接点で支える様子を表しています。中央は、内部が見えるようメッシュの一部を省略しています。

コグが組織を支える

コグは、糸に付いた小さな突起です。周囲の組織にかかり、引き上げた位置で組織を支えます。コグ付き糸を用いた臨床報告

糸の周囲で修復反応が起こる

挿入操作や糸に対し、周囲の組織で反応が起こります。ブタにコグのないPDO糸を挿入した研究では、糸の周囲に炎症細胞とコラーゲン線維が観察されました。ここでいう炎症反応は、感染と同じ意味ではありません。ブタの組織学的研究

糸の周囲に結合組織が形成される

結合組織は、コラーゲンなどの線維を含む、体の組織を支える構造です。人を対象にした小規模な報告でも、糸の周囲に結合組織が観察されています。人の組織所見を含む報告

組織が作り替えられていく

組織は作られるだけでなく、時間とともに作り替えられていきます。この過程をリモデリングと呼びます。動物研究では、糸周囲の細胞や線維の状態が観察時点によって変化しています。ブタの組織学的研究

糸が溶ける時期と、効果の持続は同じ?

当院では、糸リフトを「見た目を引き上げる働き」と「顔の内側から組織を支える役割」の2つに分けて説明しています。

引き上げ効果の目安は約半年

当院では、見た目の引き上げ効果は約半年を目安にご案内しています。 施術直後の引き上がりは、時間とともに徐々に変化します。

顔の内側を支える「コルセット」という考え方

糸と周囲の組織による支えを、当院では「顔の中にコルセットを入れるようなもの」と説明しています。引き上げた輪郭を整えることに加え、組織を内側から支え、今後のたるみを抑えることを目指す考え方です。

身近な例では、ブラジャーがバストを支える役割を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。糸リフトでは、顔の内側に入れた糸と周囲の組織が支えを担います。「支えを添える」という役割に着目した例えです。

糸が溶けるまでの目安は、当院では使用する糸に応じて1〜2年程度とご案内しています。 この数字は糸の吸収期間の目安で、同じ強さの支持が続く期間を表すものではありません。糸と組織の状態を診察で確認し、予防を目的とした継続ケアを計画します。

当院が年1回の糸リフトを目安にお勧めする理由

当院では、将来のたるみ予防を治療目標に含め、年1回を目安とした糸リフトをご提案しています。 たるみが大きくなってから対処するだけでなく、定期的に輪郭と組織の状態を確認し、必要な支えを補うという当院の治療方針です。

半年程度の引き上げ効果だけで次の施術を決めず、その後の支持も考慮して計画します。診察では、皮膚・脂肪の状態、前回の施術後の変化、残っている糸の影響を確認し、追加施術の適否・時期・本数を決めます。

年1回の継続施術が将来のたるみをどの程度防ぐかについては、長期的な検証が必要です。長期効果に関する文献レビュー

糸がなじむまでの過ごし方

施術した組織や糸に負担をかけないよう、顔を強く揉む・押す・こする動作は控えてください。

以下はLab.clinic札幌大通でのご案内です。施術内容や経過に応じた個別の指示がある場合は、そちらを優先してください。

項目当院でのご案内
メイク当院では翌日からを目安にご案内しています。針穴や傷口への直接の使用、強くこするクレンジングは避け、傷の状態や併用施術に応じた指示を優先してください。
洗顔・シャワー・入浴洗顔・シャワーは当日、入浴は翌日から。顔を強くこすらないでください。
飲酒・激しい運動・サウナ施術翌日から可能です。
顔のマッサージ・美容施術内容にもよりますが、施術後1ヶ月程度はお控えください。再開時期は施術内容により異なるため、事前にご相談ください。

口を開けると痛む場合は、無理に大きく開けないようにしてください。歯科治療の予定がある方は、施術歴を歯科医にも伝え、当院へご相談ください。急を要する歯科治療を、ご自身の判断で延期しないでください。

早めに相談したい症状

次の症状がある場合は、経過日数にかかわらず、速やかに当院へご連絡ください。

  • 腫れや痛みが強くなる、急に片側だけ大きく腫れる
  • 赤み・熱感が強い、膿が出る、発熱を伴う
  • 糸が皮膚から出ている
  • 口が開けにくく、食事や水分摂取に支障がある

皮膚から出た糸は、ご自身で引っ張ったり切ったりしないでください。呼吸が苦しいなど緊急の症状がある場合は、当院からの返答を待たず救急医療機関へ連絡してください。

糸リフトには、感染、出血、凹凸・引きつれ、糸の露出、痛みや口の開けにくさの長期化、糸・薬剤へのアレルギー、麻酔に伴う問題などのリスクがあります。希望する仕上がりと異なる場合もあり、状態により追加処置や糸の除去が必要になることがあります。ASPSのリスク解説

よくある質問

1ヶ月を過ぎても違和感が残るときは?

つっぱり感が長引くことはあります。改善が乏しい、痛みを伴う、食事に支障がある場合は当院へご連絡ください。診察で原因と対応を確認します。

ひきつれや凹凸は、自分で揉んでよいですか?

ご自身で揉んだり強く押したりして整えようとせず、まずご相談ください。経過観察でよいか、処置が必要かを診察で確認します。

糸が溶けると効果もなくなりますか?

当院では、約半年を目安とする引き上げ効果と、その後の組織を支える役割を分けて説明しています。詳しくは糸の吸収と効果の持続、年1回の施術をご提案する考え方をご覧ください。

施術内容・料金を確認したい方へ

糸の種類や必要本数、施術の適否は、お顔の状態とご希望により異なります。Lab.clinic札幌大通の施術内容・料金・リスクは、糸リフトの施術ページをご覧ください。

参考文献・資料

組織の説明には、少数のヒト組織所見と動物研究を参照しています。メッシュへの組織侵入はメーカーの設計説明に基づき、これらの研究とは区別しています。

1. Savoia A, et al. Outcomes in Thread Lift for Facial Rejuvenation: a Study Performed with Happy Lift™ Revitalizing. Dermatol Ther (Heidelb). 2014;4:103–114. 原文 — 人の臨床報告。一部に組織所見。

2. Su D, et al. Experimental investigation of biostimulatory effects after polydioxanone thread insertion in a pig model. J Cosmet Dermatol. 2024;23:658–665. 原文 — ブタの実験研究。コグのない糸を使用。

3. ZISHEL MEDICAL. TESSLIFTの構造・設計説明 — 製品メーカー資料。

4. American Society of Plastic Surgeons. Thread Lift Recovery / Risks and Safety — 患者向け案内。

5. Riopelle AM, et al. Update on Absorbable Facial Thread Lifts. Dermatol Surg. 2025;51:509–514. 抄録 — 吸収性糸リフトの臨床研究をまとめたレビュー。長期効果のデータ不足を指摘。

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