2026年9月03日

ニキビが治ったあと、「ニキビはなくなったのに肌がきれいにならない」「赤みや茶色い跡が残ってしまった」「頬がデコボコして見える」と悩んだことはありませんか?
実は、ひとことで「ニキビ跡」といっても、その種類はいくつかあります。
赤みが残っているもの、茶色っぽく色が残っているもの、肌がへこんでしまったもの、反対に盛り上がってしまったものなど、状態はさまざまです。
そして大切なのは、ニキビ跡の種類によって必要なアプローチが違うということ。
今回は、代表的なニキビ跡の種類と、それぞれの特徴、治療方法についてわかりやすくご紹介します。
ニキビ跡には大きく分けて4つのタイプがあります
ニキビ跡は、大きく分けると「赤み」「色素沈着」「凹み」「盛り上がり」の4つのタイプがあります。
同じ人の肌でも、赤みと色素沈着が混在していたり、凹みと色素沈着が一緒に見られたりすることも珍しくありません。
そのため、「ニキビ跡だからこの治療」と単純に決めるのではなく、今の肌状態を見極めることが重要です。
赤く残るニキビ跡
ニキビが治ったあと、ニキビがあった場所だけ赤みが残っている状態です。
炎症によって肌の内部にある毛細血管が増えたり、血管が拡張したりすることで、赤く見えることがあります。
特に頬などは赤みが目立ちやすく、「ファンデーションを塗っても隠しきれない」「ニキビは治ったのに肌がきれいに見えない」と感じる原因になることもあります。
赤みは時間の経過とともに少しずつ薄くなることもありますが、長期間残ってしまうケースもあります。
美容医療では、肌の状態に合わせて光治療などを検討することがあります。
また、ニキビ跡の赤みを悪化させないためにも、紫外線対策や摩擦を避けるなど、日々のスキンケアも大切です。
茶色く残る色素沈着
ニキビが治ったあとに、茶色や褐色のシミのような跡が残るタイプです。
ニキビによる炎症が起こると、肌を守るためにメラニンが作られます。炎症が落ち着いたあともメラニンが肌に残ることで、茶色っぽく見えることがあります。
特に炎症が強かったニキビや、ニキビを触ったり潰したりしてしまった場合には、色素沈着が残りやすくなります。
色素沈着は紫外線によって目立ちやすくなるため、日焼け止めを使って紫外線から肌を守ることが重要です。
美容医療では、シミ治療に使われるレーザーや光治療、ピーリングなど、肌の状態に合わせた治療を組み合わせることがあります。
ただし、見た目が似ていても一般的なシミとは原因が異なる場合があるため、まずは肌状態を確認することが大切です。
肌がへこんでしまう「ニキビ跡の瘢痕」
ニキビ跡の中でも特に悩んでいる方が多いのが、いわゆる「クレーター」です。
これはニキビの炎症によって肌の深い部分までダメージが加わり、皮膚を支える組織が壊れることで、肌が凹んでしまった状態です。
一度できた凹みは、時間が経てば必ず元通りになるというものではありません。
凹みの形や深さによっても種類があり、浅く広い凹み、丸みを帯びた凹み、深く狭い凹みなどがあります。
そのため、クレーター治療では「とにかく肌に何かをする」のではなく、凹みの状態に合わせて治療を選ぶことが重要です。
代表的な治療としては、フラクショナルレーザーやCO2レーザーなどのレーザー治療、サブシジョン、肌育治療などがあります。
特に凹みの原因となっている皮膚の癒着が強い場合には、サブシジョンという方法が選択肢になることもあります。
また、深い瘢痕では、状態によって切開などの治療が検討される場合もあります。
「ニキビ跡=レーザー」とは限らないため、凹みのタイプを見極めることが治療のポイントです。
盛り上がって残るニキビ跡
ニキビ跡は、へこむだけではありません。
炎症が強かった部分が硬く盛り上がった状態で残ることもあります。
特に胸や背中、フェイスラインなどにできることがあり、赤みを伴う場合もあります。
このタイプは、単純な色素沈着や赤みとは治療方法が異なるため、自己判断で強いケアを続けるのではなく、一度診察を受けていただくことをおすすめします。
「ニキビ跡」だと思っていても、実はまだニキビができていることも
ニキビ跡の治療を考えるときに、もうひとつ大切なのが「現在進行形のニキビ」です。
新しいニキビが繰り返しできている状態で跡の治療だけを始めても、また新しいニキビ跡が増えてしまう可能性があります。
そのため、ニキビができやすい方は、まずニキビそのものをできにくくする治療を行いながら、落ち着いてきた段階でニキビ跡の治療を考えていくことも大切です。
「赤いから赤み治療」「茶色いからシミ治療」と見た目だけで判断するのではなく、今の肌に何が起こっているのかを確認することが、効率的な治療につながります。
ニキビ跡は種類によって治療が変わります
ニキビ跡には、赤み、色素沈着、凹み、盛り上がりなど、さまざまなタイプがあります。
さらに、一人の肌に複数のタイプが混在していることもあります。
だからこそ、「ニキビ跡を治したいけれど、何をしたらいいかわからない」という場合は、まず自分のニキビ跡がどのタイプなのかを知ることから始めてみましょう。
肌の状態によっては、レーザーや光治療、ピーリング、サブシジョン、肌育治療などを組み合わせることで、より自分に合った治療を考えられる場合があります。
ニキビ跡は、長く悩んでいるほど「もう治らないのでは」と思ってしまいがちですが、種類を見極めることで治療の選択肢が見えてきます。
「これってニキビ跡?」「クレーターには何をしたらいい?」「自分の肌にはどの治療が合うかわからない」という方は、まずはお気軽にご相談ください。
今の肌状態を確認しながら、無理なく続けられる治療を一緒に考えていきましょう。
この記事の監修医
Lab.clinic札幌大通 院長
東 空 (あずま そら)
ヒアルロン酸などを中心に、注入治療の症例数は2万件以上。ヒアルロン酸注入と糸リフトを得意とし、施術を受けたことが目立たない、自然な仕上がりを大切にしています。特に、ヒアルロン酸と糸リフトを組み合わせた複合治療に力を入れ、お顔全体のバランスに合わせた治療をご提案しています。
経歴
- 旭川医科大学 卒業
- 旭川医療センター 勤務
- ヘアケアクリニック六本木 勤務
- さっぽろ美容クリニック 勤務、さっぽろ美容クリニック 円山院 院長


