2026年4月18日

医療脱毛やレーザーフェイシャルの施術後、「赤いぶつぶつが出てきた」「ニキビのようなものが増えた」と不安になる方は少なくありません。
その正体のひとつが“毛嚢炎(もうのうえん)”です。多くは一時的な反応で自然に落ち着くことがほとんどですが、適切なケアをしないと長引いたり、色素沈着につながることもあります。
今回は、施術後に起こる毛嚢炎の経過と、安心して乗り切るための対応について解説します。
毛嚢炎とは何か
毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包に細菌が入り込むことで起こる軽い炎症です。見た目は小さな赤いぶつぶつや白い膿をもったニキビのような状態で、施術後のデリケートな肌に起こりやすい反応のひとつです。
レーザー照射によって毛根にダメージを与える過程で、毛穴周囲が一時的に炎症を起こしやすくなります。そこに汗や皮脂、摩擦などが重なることで毛嚢炎が発生することがあります。
施術後の一般的な経過
多くの場合、毛嚢炎は施術後数日以内に出現し、軽度であれば自然に改善していきます。目安としては以下のような経過をたどることが多いです。
施術当日〜翌日
赤みやほてりが中心で、毛嚢炎はまだ目立たないことが多い
2〜3日後
赤いぶつぶつや軽い膿を伴う毛嚢炎が出てくることがある
数日〜1週間程度
徐々に落ち着き、跡を残さず消えていくケースが多い
ただし、すべての方が同じ経過になるわけではなく、肌質や部位によっては長引くこともあります。
注意が必要なサイン
以下のような場合は、自己判断せず当院へご相談ください。
・2日から3日経っても赤みが引かない
・ぶつぶつが増えている、悪化している
・痛みやかゆみが強い
・膿が広範囲に広がっている
LINEなどで写真を送れる範囲であれば、状態を共有していただくことでスムーズに対応が可能です。
軽度であれば経過観察で問題ないか、治療が必要かの判断がしやすくなります。
自宅でできる対処法
毛嚢炎が出た場合は、まずは肌への刺激を減らすことが大切です。
・患部を清潔に保つ(優しく洗う)
・こすらない、触りすぎない
・保湿をしっかり行う
・汗をかいたら放置しない
また、市販薬を自己判断で使用するよりも、悪化を防ぐためには医療機関での適切な処方が安心です。
当院での対応について
当院では、毛嚢炎が疑われる場合は無料で診察を行っています。必要に応じて抗菌作用のある軟膏をお渡しすることも可能です。
軽度のうちに対応することで、悪化や長期化を防ぐことができますので、「少し気になるな」という段階でも遠慮なくご相談ください。
今後の施術への影響
毛嚢炎は体質や部位によって、次回以降の施術でも繰り返すことがあります。そのため、事前にリスクを理解しておくことが大切です。
また、炎症が強く出てしまった場合や、その後に色素沈着が残った場合は、安全面を考慮してその部分の照射を避けることがあります。
「できるだけ全体にしっかり照射したい」という場合は、色素沈着が落ち着いてから施術を再開するのが望ましいです。
まとめ
脱毛やレーザーフェイシャル後の毛嚢炎は、比較的よく見られる一時的な反応です。多くは自然に改善しますが、経過を見極めることと、適切なタイミングでの相談が重要になります。
無理に自己処理をしたり放置したりせず、気になる症状があれば早めに当院へ相談していただくことで、肌トラブルを最小限に抑えることができます。安心して施術を続けていくためにも、正しい知識と対処法を知っておきましょう。
この記事の監修医
Lab.clinic札幌大通 院長
東 空 (あずま そら)
ヒアルロン酸などを中心に、注入治療の症例数は2万件以上。ヒアルロン酸注入と糸リフトを得意とし、施術を受けたことが目立たない、自然な仕上がりを大切にしています。特に、ヒアルロン酸と糸リフトを組み合わせた複合治療に力を入れ、お顔全体のバランスに合わせた治療をご提案しています。
経歴
- 旭川医科大学 卒業
- 旭川医療センター 勤務
- ヘアケアクリニック六本木 勤務
- さっぽろ美容クリニック 勤務、さっぽろ美容クリニック 円山院 院長


