2026年7月03日

「ヒアルロン酸を入れると骨が溶けるらしい」という話をSNSなどで聞いたことはありますか?
結論から言うと、ヒアルロン酸そのものが直接骨を溶かすわけではありません。ただし、条件によっては骨に影響が出る可能性が指摘されているのも事実です。
今回はその仕組みとリスク、そして当院で行っているリスクを抑える工夫について、わかりやすく解説します。
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ヒアルロン酸で骨が溶けると言われる理由
まず前提として、ヒアルロン酸はもともと体内にも存在する成分であり、適切に使用すれば安全性の高い製剤です。
ではなぜ「骨が溶ける」という話が出てくるのでしょうか。
これは主に「圧迫」による影響が関係しています。ヒアルロン酸を骨の近くに繰り返し注入したり、強い圧が長期間かかる状態が続いた場合、その圧力によって骨に変化が起きる可能性があると報告されています。
特に顎のように皮膚や皮下組織が薄く、骨に近い部位では、注入の仕方によってはこの影響を受けやすいと考えられています。
ただしこれは、すべての人に起こるものではなく、また頻繁に起こる副作用でもありません。過度に心配する必要はありませんが、正しい知識を持っておくことは大切です。
顎のヒアルロン酸で注意が必要な理由
顎はフェイスラインを整える上で人気の部位ですが、構造的にいくつかの特徴があります。
まず、皮膚の下にある組織が比較的薄く、骨との距離が近いこと。そして、形をしっかり出すためにある程度のボリュームを入れることが多い部位であることです。
そのため、不適切な層に注入したり、一点に圧が集中するような入れ方をすると、長期的に骨へ負担がかかる可能性があります。
また、短期間で繰り返し追加注入を行うことも、圧を増やす要因になります。こうした積み重ねが、いわゆる「骨が溶ける」と表現される変化につながると考えられています。
リスクを高める注入の特徴
骨への影響リスクを高めやすい要因として、いくつかの共通点があります。
ひとつは、同じ場所に繰り返し大量に注入すること。もうひとつは、硬すぎる製剤を狭い範囲に集中させることです。
さらに、解剖学的な層を無視した注入もリスクを上げる要因になります。
つまり、「どこに・どれくらい・どう入れるか」が非常に重要であり、単純にヒアルロン酸を入れること自体が問題なのではなく、施術の設計と技術が大きく関わってきます。
当院で行っているリスクを抑える工夫
当院では、こうしたリスクを最小限に抑えるために、いくつかの点を重視しています。
まず、骨に対して過度な圧がかからないよう、注入する層や位置を細かく調整しています。
また、一度に必要以上の量を入れるのではなく、状態を見ながら段階的に調整することで、局所的な圧の集中を防ぎます。
さらに、製剤の選択も重要です。部位や目的に応じて適切な硬さ・特性のヒアルロン酸を使い分けることで、自然な仕上がりと安全性の両立を図っています。
施術中も鏡で確認しながら進めるため、「入れすぎ」や「偏り」を防げるのもポイントです。
正しく理解して、必要以上に怖がらないことが大切
ヒアルロン酸で骨が溶けるという話は、完全なデマではありませんが、誤解を含んで広まっている部分も多いのが現状です。
重要なのは、「ヒアルロン酸=危険」ではなく、「不適切な入れ方や条件が重なるとリスクが上がる」という点です。
信頼できる医師によるカウンセリングで、自分の骨格や状態に合った提案を受けること。そして、無理なボリュームを求めすぎないことが、安全に施術を受けるためのポイントになります。
不安なことや気になる点は、カウンセリングで遠慮なく相談してください。納得した上で施術を受けることが、仕上がりにも安心感にもつながります。
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